個人ブランドは、まさにあなた自身を表現するものです。
自分ではない誰かを演じるのは、結果として消耗するだけですので、本当のあなた自身を反映させることを念頭においてください。心から興味のあることや、自分の本当の強みを明らかにしましょう。
個人ブランドは履歴書やソーシャルメディアで活用できます
ソーシャルメディアを活用して独自のストーリーを発信することで、同じ志を持った人々と共鳴し、より深いつながりを築くことができます。自分の経験や成果を基にしたストーリーこそが、信頼性を持ち、人々の共感を呼びます。
LinkedInのプロフィールで自分のユニークな能力や経験をしっかりとアピールすることも重要です。推奨状や参照、あなたの行動、資格情報、実績を通じて信頼性を証明することができます。
履歴書やカバーレターにおいても個人ブランドを活用することができます。例えば、「私はあなたの会社と同じ基本的価値観を共有しています」や「私は同じ情熱を持っています」といったメッセージを伝えることで、自分の本質を理解してもらいましょう。これにより、同じ価値観を共有する企業を引き寄せることができます。
自分の本質が何であるかを深く考え、どのような目標に取り組んでいるのか、あなたが成長できる会社や環境は何なのか、あなたの性格が夢の仕事とどのように適合するのかを考えてみましょう。あなたの個性がどのように仕事に価値をもたらすかを明確にすることで、自分を差別化することができます。
個人ブランドシート
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1QNkthkC8ogwICHUV5RjO17SAYnO7uZXPx_sFjz6klHE/edit?usp=sharing
個人ブランドのシートを開いてコピーを作成します。
個人ブランドのタブ
以前に作成した自己分析シートの「1. 自己理解」と「2.興味」「3.価値観」をもとに、個人ブランドのタブにある質問に記入していきます。
まず、あなたが職業上で大切にしていること、職業上で興味があること、職業上で得意なこと、性格の特徴などをよく考えて記入していきます。前に作成した「自己分析シート」を参考にしてください。
そして、それらを自分の将来の仕事にどう生かすか考えてみましょう。
それができたら、その下の質問にも答えていってください。
ソフトスキル一覧
2つ隣にあるタブ「個人的な要素」にあるリストから、自分に当てはまると思うものをチェックして自分用に一覧を作ります。
それを個人ブランドのソフトスキル一覧のところに貼りつけます。
そして、以前に自己分析のところで特定した、「4.自分の特性」「5.強みや特技」「3.価値観」もソフトスキル一覧に貼っておきましょう。
これであなたのソフトスキル一覧が出来上がりました。これは履歴書を作成するときにとても役立ちます。
経歴・スキルを記入する
職歴などを振り返り、これまでの経歴やスキルをシートにまとめていきます。
次は市場リサーチのタブを開いてください。
ここでは、自分のスキルや能力の市場価値を把握するために市場リサーチを行います。
業界のトレンドや求人情報をチェックし、最新の動向を把握することで、どのようなスキルが求められているのかを知ることができます。
目標設定とスキルギャップの特定
自分のキャリア目標を設定し、現在のスキルと目標とする職務に必要なスキルとのギャップを特定します。
まず、求人情報をリサーチし、あなたにとって理想的な求人を3件ピックアップします。そこから目標となる役職を特定します。その役職で検索して特に質の高く詳しいジョブディスクリプション(職務記述書)を3件探します。
次に、その職務記述書から必要なスキルを抜き出します。それぞれ上位5つを抜き出してください。
職務記述書の内容からChatGPTを使用して抽出します。プロンプトはこの横のプロンプトのタブにありますので、ここからコピーしてください。そしてChatGPTに貼り付けます。
#職務記述書、の下にピックアップしたジョブディスクリプションを貼り付けます。
スキルの特定は1件ずつ行い、ジョブディスクリプションから抽出したスキル、のところに記入しておきます。
3つのジョブディスクリプション、それぞれから特定したスキルを見て、現時点で自分にないスキルがあれば、自分に必要な教育やトレーニングところにそれを記入しておきましょう。
給与レンジを調査する
あなたが目標とする役職の給与の相場を調べましょう。
まずは、Glassdoorのサイトに行きます。
https://www.glassdoor.co.uk/Salaries/index.htm?countryPickerRedirect=true
Your job titleのところに調べたい職業を入力します。Locationのところには、給料の相場を知りたい地域を入力します。
情報を収集する際は、なるべく幅広い情報をチェックするようにしましょう。そして同じ職種でも地域によって給与が大きく異なることがありますので、自分が希望する地域の募集情報をいくつか確認するなどして大体の相場を把握するようにしてください。
シートの給与レンジの項目のところに記入しておいてください。
長期ビジョン
5年後、10年後にどのようなプロフェッショナルになりたいかを考えてみましょう。あなたのキャリアの長期的なビジョンを定義することで、進む方向性を定めることができます。望む道が見えてきたらシートにメモしておきましょう。
短期目標と長期目標
長期ビジョンに向かって、短期目標(1年以内に達成したいこと)と中期目標(3〜5年で達成したいこと)を設定します。ステップバイステップで長期ビジョンに到達するための具体的なマイルストーンとなります。達成したいことを何から進めるのか計画を立ててこれもシートにメモしておきましょう。
市場や個人の状況は変わりますので、目標にはある程度の柔軟性を持たせ、状況に応じて調整できるようにしましょう。
そして個人ブランドやストーリーも時間とともに進化していきます。
新しい経験やスキル、知識を獲得しながら、あなたの成長に伴って個人ブランドもアップデートしていってください。