求人検索でブーリアン検索を活用する

「ブーリアン検索」を活用すると、検索エンジンの検索結果から不要な情報をなるべく排除し、情報収集の効率や精度を高めることができます。

ブーリアン検索は、検索エンジンで情報を探す際に、「AND」や「OR」といった演算子とキーワードを組み合わせることで、より適切な検索結果を導く手法です。

検索結果を効率的に絞り込むことができるため、特定の情報を効率よく見つけることができます。

ブーリアン検索は、演算子の使い方を覚えるだけですぐに実践できます。

それでは、具体的な使い方を説明します。

AND検索

AND検索は複数のキーワードを含む求人を検索する場合に便利です。例えば、「ソフトウェアエンジニア AND リモート」と検索すると、ソフトウェアエンジニアとリモートの両方のキーワードが含まれた求人が表示されます。また、「ソフトウェアエンジニア リモート」とキーワードの間に半角スペースを入れる形でも同様の結果が得られます。

例えば、バルセロナでUXデザイナーの求人を探している場合、複数のキーワードを組み合わせて検索します。

検索例:

"UX designer" AND "Barcelona”

"UX designer" "Barcelona”

"UX designer" AND Barcelona

"UX designer" Barcelona

「UX designer」と「Barcelona」の両方のキーワードが含まれる結果が表示されます。

囲って表記することで連続しているフレーズ「UX designer」として認識されます。

検索例:

UX designer Barcelona

UX AND designer AND Barcelona

「UX」 「designer」と「Barcelona」のキーワードが含まれる結果が表示されます。

スペースを開けると、各単語が個別のキーワードとして認識されます。

OR検索

複数のキーワードのうち、少なくとも1つを含む結果を探す際に役立ちます。例えば、「データアナリスト OR データサイエンティスト OR ビッグデータ」と検索すると、これら3つのいずれかのキーワードが含まれた求人が表示されます。また、同じ意味を表す異なる表記を網羅するために、「マーケティング OR マーケッティング」で検索すれば、異なる表記の同じ内容の求人を見逃さずに済みます。

例えばUXデザイナーとユーザーエクスペリエンスデザイナーは同じ職種を指す異なる表現です。これらを組み合わせて検索することで、両方の表記を含む求人を見つけることができます。

検索例:

“UX Designer” OR "User Experience Designer”

「UX Designer」または「User Experience Designer」のどちらかが含まれる求人が表示されます。

NOT検索

NOT検索は、特定のキーワードを除いた結果を検索する際に有効です。除外したいキーワードの前に「-」や「NOT」を付けること、不要な情報を除外し、必要な求人に絞り込む事ができます。例えば、「開発者 -フロントエンド」と検索すると、開発者に関する求人で、フロントエンドを含まないものが表示されます。

エントリーレベルのWEBデザイナーの求人を除外して、経験を要するWEBデザイナーの求人を探したいとき。

検索例:

“Web Designer” -“Entry Level”

“Web Designer” NOT“Entry Level”

「Web Designer」を含みつつ、「Entry Level」を含まない求人が表示されます。

カッコ検索

複雑な検索条件を設定する場合に使用します。例えば、「デザイナー (グラフィック OR UX) -広告」と検索すると、「デザイナー」と「グラフィック」または「UX」が含まれ、かつ「広告」を含まない求人が表示されます。

検索例:

ベルリンでエントリーレベルではないWEBデザイナーまたはUXデザイナーの求人を探したい場合、次のように検索します。

(Web Designer OR UX Designer) AND "Berlin" NOT “Entry Level”

「Web Designer」または「UX Designer」を含み、「Berlin」に拠点を持つ求人で、かつ「Entry Level」を含まない求人が表示されます。

検索例:

例えば、「リモートワークであり、ソフトウェアエンジニアとデータサイエンティストに関する求人を探し、マーケティング関連のものを除外したい」とします。この場合、

("Software Engineer" OR "Data Scientist") AND "Remote" NOT "Marketing"

と検索することで、希望に合った求人が見つかります。

"Software Engineer" または "Data Scientist" を含み "Remote" であるが "Marketing" を含まない求人が表示されます。

Indeedなどのプラットフォームでの特殊検索

Indeedなどの求人検索エンジンでは、特定の職種や企業名に焦点を当てて検索することが可能です。例えば、「title:営業 AND company:会社名」と検索すると、その職種や会社名に絞った求人が表示されます。

例:title:"UX Designer" company:Google

こうするとタイトルに「UX Designer」と記載された、Googleでの求人を特定して探すことができます。

LinkedInでブーリアン検索する場合

LinkedInでのブーリアン検索の使用については、こちらに詳しく解説されています。

https://www.linkedin.com/help/linkedin/answer/a524335?lang=ja

LinkedInでは、「+」および 「-」演算子は公式にはサポートされません。「+」の代わりにANDを、「-」の代わりにNOTを使用すると、クエリが読みやすくなり、検索を正しく処理できるようになります。

NOT、AND、OR 演算子を使用する場合は、大文字で入力する必要があります。

ブーリアン検索はRecruiterとLinkedIn.comのキーワードフィールドで使用できるほか、Sales Navigatorの会社、役職、キーワードフィールドで使用できます。

シートに記入

気になる求人が見つかったら、こちらのジョブサーチシートに記入しておきましょう。

ジョブサーチシート

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1l16SMH87PJjkUd4ZqdPK20ScEaNDx55ElcMqNvSrqMM/edit?usp=sharing